桜翠学園生徒会メンバー、遂に集結!!!(ワガママハイスペック 共通ルート感想 その2)

4/14 水曜日

兎亜さん恐ろしい子
幸樹はその日、未尋と2人で生徒会の雑務処理をする。彼は家に帰ってから、兎亜に未尋の生徒会入りの話をするが、彼女は既に事情を把握していた。

4/15 木曜日

かおるこさんマジ天使
教室移動中、かおるこを見つけた幸樹は彼女に〆切が遅れる件について話しかける。後に、そのことをサルに必死の形相で詰問された彼は、自分が生徒会に入った事をサルと雅人に教える。

兎亜の独壇場 (選択肢入り)
生徒会として、委員長が居る演劇部の手伝いをしていた幸樹は、かおるこからの緊急を伺わせる呼び出し放送を聞く。彼が生徒会室に戻ると、岩隈先生が開いたメールのせいで、学校中のPCにウイルスが感染した旨を知る。専門業者でもお手上げのそれを、どうにか出来る人間を知っている幸樹は、妹の兎亜を呼ぶ。

4/19 月曜日,4/20 火曜日

女子より可愛い女子のような男子
生徒会の元に1人の学生が訪れる。佐藤虎太郎なる、女子と見間違える風貌を持つ彼は、男友達が欲しいという悩みを抱えていた。

4/26 月曜日,4/30 金曜日,5/1 土曜日

差出人の正体とは
兎亜の頼みでゲーム機を持ち歩いていた幸喜は、岩隈先生による抜き打ちの持ち物検査に遭遇するが、多大な犠牲を払ってゲーム機を守り抜く。その後、彼は生徒会宛の投書を整理している時に、自分宛の手紙を見つけて・・・。

虎太郎は見た!
幸樹を待っていたのは何とアーシェだった。愈々漫画の事がばれると勘ぐったが、アーシェの頓珍漢な推理に拍子抜けしてしまう幸樹だった。

ハレンチマンガはお好き?
アーシェに漫画や自分とかおるこの関係を打ち明けるべきか、幸樹は兎亜や未尋に相談する。翌日、かおるこが漫画の〆切に追われてることを知った幸樹達は、彼女の手伝いをする事に決める。そして、自分達が創った漫画に対するアーシェの反応を知る為に、かおるこはある作戦を実行する・・・。

頑張れしかくん先生!
幸樹とかおるこが漫画の作者達である事を知ったアーシェも含め、生徒会メンバー全員で漫画作りに取り組む。全ての事情を知ったアーシェは、これまでの幸樹に対する態度を改めるように、彼と握手を交わす。

5/13 木曜日,5/14 金曜日,5/17 月曜日

俺にできること
幸樹が生徒会に入ってから1か月、約束通り彼は正式に生徒会入りした。そのタイミングでかおるこは、新しく生徒会に入った3人に所信演説表明をやってもらう事を切り出した。

今回のストーリーの流れとしては、兎亜の生徒会加入から新生徒会役員の所信表明演説迄となっている。この辺りで、主要登場人物は概ね出揃ったと捉えても良いだろう。

まず兎亜の生徒会加入により、本編のメインヒロインが一同揃う事になった。素直に生徒会に入るよりも、わざと騒動を引き起こして解決した所を、誘われる形に持っていこうとするのが、如何にも彼女らしいやり方である。面倒な事は嫌だと言う兎亜であるが、普通は遠回しな方法を取る方が余程面倒である。兎亜にとっての面倒とは、あくまで彼女の中での裁量でしかない。

そして、常にゲーム機を隠し持っていたり、アーシェの家のベッドに平気で潜り込んだりと、兎亜のマイペースは止まらない。極めつけはスピーカーで機械音声を流して、スピーチをこなすという破天荒ぶりである。あの場面は、筆者も全く予想がつかなかった展開で、大笑いしたものである。岩隈先生は彼女に、やるなら事前に教えろと言っていたが、知っていたら寧ろ全力で止めていたのではないのだろうか。

そして、アーシェが幸樹を生徒会の一員として認めた事で、やっと生徒会が1つのチームとして動き始めた。彼女はそれまで潔癖でストイックな面こそ目立っていたけれど、幸樹とかおるこの漫画に対して認めるべき所は認め、彼等の作品にかける情熱や真剣なやり取りに触れて、それらを受け入れられる柔軟性も持っていることが描かれている。

また、この辺りから筆者もアーシェのことを好きになってきた。幸樹の秘密を当てようとして失敗し悔し泣きしちゃう場面や、兎亜の突飛な行動にいちいちムキになる所が見ていて楽しい。完璧そうな人間よりも多少隙があったり、弱い部分が見えている方が親近感が湧くというのは、こういう事を言うのだろう。

幸樹の所信表明演説の話は、かつて学校で部活や委員会で何かしらの役職についていた人間なら、割と共感出来る部分があると思う。多分、最初から目的を持って活動する人間の方が少ないと個人的には思うし、それを言葉にして大勢の前でスピーチするというのは、なかなか慣れない事であると思う。

自分のやりたい事が無いからその代わりに皆のやりたい事をサポートする、というのも意外と難しい事ではあると思う。結局、自分にある程度の力量が無ければ人を助ける事だって簡単ではない。筆者は自分の事で精一杯だから、少なくともその点において幸樹は凄い奴だと思う。

凄い奴と言えば、此処でもサルはやはりお馬鹿な所を丸出しにするけど、彼は意外と女好きとしてハッキリしている部分があるのが、筆者として好感が持てる部分である。虎太郎が男だと分かると完全に男子として接している点では、たまに虎太郎の言動にドキッとしてしまう幸樹よりも、清々しいくらいに割り切れているのだけは流石である。

ちなみにサルが部長である男子部の部室には、前作のヤキモチストリームのポスターが貼られている。こういう随所に小ネタを仕込んでくるまどそふとの姿勢は、筆者も大好きである。

こうして生徒会としての結束を固める事が出来た幸喜達は、より一層活動に邁進していく。そして、いずれやってくる一大イベントが、彼等の運命に大きな転機をもたらすのである。

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