「UVERworld 20&15 ANNIVERSARY LIVE 2020.06.06」セットリスト
- Don’t Think.Feel
- stay on
- ODD FUTURE
- 激動
- AS ONE
- TAKUYA∞ MC
- 在るべき形
- 真太郎 MC
- ナノ・セカンド (short ver.)
- Making it Drive
- TAKUYA∞ MC
- LIFE
- TAKUYA∞ MC
- 美影意志
- Spreadown (TAKUYA∞によると、今回がライブ初披露である)
- Touch off
- AFTER LIFE
- TAKUYA∞ MC
- 0 choir
- TAKUYA∞ MC
- MONDO PIECE
- LAST MC
2020年6月6日18時30分、PCの画面の向こう側から響いてくる真太郎のドラムソロと共に、そのライブは幕を開けた。
筆者にとっては生涯で2回目のライブであり、UVERworldにとってはコロナウイルスによる緊急事態宣言解除後の初となる今回のライブは、バンド史上初となる無観客ライブである。幸か不幸か、その日はバンド結成20周年を示していた。
今回のライブは、公式ファンクラブ「Neo SOUND WAVE」会員限定という事もあり、会員でありながら日頃ライブに参戦出来ない自分にとっては貴重な機会なので、迷いを振り切りチケットを申し込んだ。
結論から言うと、今回のライブに参戦して本当に良かったと思っている。例え、画面の向こうに居ようと、UVERworldは良い意味でやっぱりUVERworldであり、今日のライブに全力を注いでいた事が、心で理解出来たからである。
MCを除く選ばれし15曲のセットリストは、少なくとも筆者にとっては充分満足出来るものであり、出来る限り多くのcrewが満足出来るように練られていたと思う。特に、激動に関しては虚をつかれたというか、初めて生演奏で聴いたというcrewも割と多いでのはないのだろうか。
「11.TAKUYA∞ MC」から「14.美影意志」の流れでは、UVERworldのセットリストに対する想いの一端を知る事が出来た。全てのcrewが満足出来るセットリストというものを考えるというのは、やはり難しい事なのだろう。我々自身が実際にライブで楽しみたい曲を夢想する以上に、UVERworldはどの曲を演奏するのが最善なのかを悩んでいるのかもしれない。確かに分かっている事は、UVERworldはライブに本気で取り組んでいるからこそ、セットリスト1つにも妥協せずに向き合っているという姿勢である。
UVERworldのライブに取り組む姿勢は、今回も要所に感じられた。配信によるライブという事もあり、画面に歌詞を表示するという配慮がされていた。筆者自身恥ずかしながら、最新アルバムの「UNSER」を持っていないので、一部の曲に関しては初聴ながら楽しみやすかった事を記憶している。
無観客ライブであるとは言え、UVERworld自身が過去にMV「LIVE at Avaco Studio」シリーズで生演奏を披露していた等を考えると、ある意味で無観客である事は彼等にとって問題ではないのである。実際、「8.真太郎 MC」でもメンバー同士で、客が1人も居なかった会場でも変わらず演奏してきた旨を話している。
どんな状況でも、どんな場所でも、柔軟に対応して自分達の音楽を鳴らす。それが、我々が知っているUVERworldのライブであり、彼等のライブにおける流儀なのである。
とは言え、実際に生配信のライブを見ていると、時々だが映像の遅延が発生するといったアクシデントもあった。初めての試みであり仕方ない事だが、次のライブに向けてブラッシュアップすべき点はこれからも出てきそうである。
ちなみに今回のライブでは、彰、信人、克哉、誠果といった、あまりMCしない方のメンバーの話を聞けたのが、新鮮で良かった。自粛期間中は殆どメンバー同士会えなかった分、リハーサル等では普段以上に会話したと言う。個人的には彼等が喋っている場面をあまり見られないので、ほっこりした気分になった。「22.LAST MC」でも、メンバーが1人1人順番に最後の挨拶をしていったのが、印象に残っている。
次にUVERworldが、実際の会場でライブするのがいつになるのかは、現時点で分からない。しかし、彼等は我々が目の前に居なかったとしても、自分達のライブをしようと懸命に努力しているのが、改めて分かった。その証拠に、ライブ終了直前には彼等も普段のライブ同様汗だくになっていたのである。
普段のライブなら、今回のように丁寧にライブの感想は書けないだろうが、それでも彼等の演奏を少しでも長く覚えていられるように、こうして文章に纏める事にした。本記事が少しでも、UVERworldを知るきっかけの1つになれば、筆者としても嬉しい限りである。
2020年6月6日22時35分