ネタ帳落としたら、人生始まったwww!!!(ワガママハイスペック 共通ルート感想 その1)

今回から、まどそふとのワガママハイスペックの感想記事を書いていく。共通ルートを扱った後、アーシェ、未尋、兎亜、かおるこの順に個別ルートについて言及する流れである。

4/12 月曜日

俺の妹はこんなにもなまけもの
主人公、鳴海幸樹のPCが壊れた所から物語は始まる。PCが妹の兎亜でもお手上げな状態でも、彼の締め切りはすぐ其処迄迫っていた。

クラスの愉快な仲間たち
イケメンでスポーツ万能で超ぽっちゃり女子が好きな雅人。女子にモテようとして明後日の方向にしか努力出来ないサル。幸樹の周りには個性的な友人が集まっていた。

生徒会役員は美人が相場
全校集会で生徒の注目を引き付けるのは、生徒会会長を務めるかおること副会長のアーシェである。幸樹達は雲の上の存在のように彼女達の噂話をする。

少しばかりの決定的なうっかり
委員長に思わず失言をしてしまうというミスを犯しつつも、授業の合間や昼休みを使ってプロットを完成させた幸樹。しかし、次の授業を遅刻する寸前迄居眠りをしていまい、急いで移動する最中にネタ帳を落としてしまう。

意味深な生徒会長
ネタ帳を落とした事に気づき焦る幸樹だったが、落し物の連絡をする生徒会の放送を聞いて生徒会室に向かう。

転職先は奴隷?
鷹司さんとの討つ合わせを終えて、家路に着いた幸樹は兎亜と、会長のことについての相談する。

4/13 火曜日

新しい肩書き (選択肢入り)
しかくんの正体がかおるこである事を知った幸樹は、彼女から生徒会に入ることを誘われて、それを承諾する。

因縁の初対面
生徒会入りすることになった幸樹だが、アーシェはなかなか納得してくれない。そこで、かおるこは1か月の試用期間を定めるという折衷案を出して、一先ず話は落ち着く。

美人もいいことばかりではないんです
かおるこから頼まれた書類をアーシェと共に職員室迄運んだ幸樹は、そこで岩隈先生が生徒会顧問だという事を知る。更に先生から頼まれた、校内に入り込んだ犬探しを、幸樹1人でやる羽目になってしまう。

桜翠動物園
犬探しの途中に幸樹は、沢山の動物に囲われている未尋を見つける。動物達を追い払った後、彼の犬探しを未尋も手伝うと言い出した。

イモ>>>>>>>>>>>>>>>兄
無事に犬を追い出し生徒会での初仕事を終えた幸樹は、夕食の席で兎亜に生徒会に入った事を告げる。あまり感心のなさそうな彼女だったが・・・。

実はこのブログを立ち上げた最初の頃に、ワガママハイスペック(以下ワガハイ)の総評的な記事を1回書いている。只、あの頃では多分書けなかったことがいっぱいあって、それらを今ならちゃんと文章に出来るのではないかと思っている。

そもそも筆者がまどそふとを知ったのは、Youtubeで偶々見つけたヤキモチストリームの体験版プレイ動画を見つけたのがきっかけだった筈である。丁度その頃はワガハイ発売前の販促期間で、体験版をAndroidでプレイした後に本作に興味を持ったのである。

ただ、その頃はPC自体を持っていなくて、ワガハイのアニメ版は発売当時に買ったものの、実際に本編を買ってプレイしたのはもう少し後の話なのである。そして、今回の記事を書く為にまた一からやり直しているという次第である。

ワガハイでの登場人物の会話は読んでいて殆ど飽きなかった。主人公の鳴海幸樹と生徒会メンバーやクラスメイトとの会話は面白く、本当にその場面に立ち会っているかのような嵌り具合だったのである。

ワガママハイスペックにメテ〇スは魔法使いは出てこないけど・・・・プレイする価値はある!-或訓練された信者の一生より引用

こうして久々に遊んでみても、やっぱりあの時書いたことが今でも変わらなく感じるのは凄い事だと思っている。こういうのが、色褪せない面白さというやつなのだろう。

ワガハイは日付とチャプターでストーリーが構成されている。セーブデータに反映されるのはその時のチャプター名とテキストなので、日付を確かめるのに多少苦労したことを覚えている。また、日付によってはチャプターを何個も跨ぐ事があるので、変わり目を見極めるのにも手こずったものである。

この時点で、兎亜と未尋の出番はそんなに多くはない。兎亜に至ってはまだ学校に居る場面が出てこないくらいである。明言はされていないが、「4/13 火曜日」もサボっていると筆者は思っている。幸樹への毒舌は最初から調子が良いが、わざわざ抱っこをせがんだりPCの調子を見てあげる辺りに、彼への隠れた本心を感じる。そして、幸樹が生徒会に入ることを知って何かを思案するが、それが次の展開で明らかになる。

未尋も幸樹をからかう辺りは兎亜と同じだが、彼女よりはもう少し加減が効いている。兎亜のからかいが誤魔化しの類なら、未尋のそれは一種のじゃれ合いである。しかも、未尋はそれの為ならわざと下着を見せたり、幸樹のジュースに口を付けたり、自らを踏み台に出来る柔軟性がある。今の段階で、幸樹に分かりやすい好意を向けているのは未尋だろう。

逆に、幸樹への好感度が一番低いのはアーシェである。まだこの時点では、表面的な部分しか分からなくて、正直筆者が最初にプレイした時は、4人の中で彼女が1番ピンとこない感じだった。

かおるこはセンターヒロインなだけあってやっぱり、分かりやすい可愛らしさが前面に出ている。あんまり筆者は選ぶ事に積極的な人間ではないが、彼女に関しては割と最初から惹きつけられていて、選ぶ事への躊躇さが無いくらいである。見た目通りのおっとりした感じを受けつつも、時々聡明な部分や芯の強さを出すギャップがまた、魅力的なのである。

そして、本作の主人公である幸樹は、一見普通の男子学生に見えながらも漫画原作者として、ストーリーを作る特異な才能を持っている(その副産物として国語の成績だけはアーシェよりも高い)。

そのおかげで同じ漫画の作画担当であるかおるこが居る、桜翠学園生徒会に入った訳だが、周りの人間からすると納得出来ない成り行きなのである。特にアーシェの当たりは強く、期間限定の生徒会員の立場からのスタートになった。幸樹がこれからどうやって周りの評価を獲得していくのかが、今後の展開を見る上での大きな焦点の1つである。

漫画原作と生徒会、二足の草鞋を履く事になった幸樹が、これからどのような道を歩む事になるのか、彼の人生を変える学園生活が始まった。

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