今回は紹介するの写真集は、彩文館出版から刊行された天使もえの「angel」である。当ブログでも、彩文館出版から出ている写真集は数冊取り上げているが、皆タイトルが凝っていて面白い。本書のようにモデルのAV女優の名義を、タイトルに利用しているのは他にもあり、さくらゆらや彩乃ななに葵つかさ等のが、それに当たる。
最初に見られる天使もえの写真は、彼女のセーラー服姿である。セーラー服の上にカーディガンを羽織っていて、まさに彼女の「萌え袖」を拝めるという寸法である。彼女の真っ直ぐに整えられた茶髪も綺麗で素晴らしい。真に可愛い女の子は、わざわざ着崩す必要無く制服も似合うという好例ではないだろうか。
そして、天使もえの制服姿もずぶ濡れを経て、エロティックな様相へと様変わりする。肌寒さを感じさせるように天使もえの乳首は何時もより屹立していて見え、彼女の肢体に濡れて張り付く髪やセーラー服が、一層扇情さを強くする。濡れた白いショーツに透けるヘアは脱いで見せる時よりもエロく、セーラー服と下着を辛うじて身に着けた半裸の彼女も良い。そして、全裸でプールサイドに座っている天使もえが見開きで写っている写真は、彼女の全身を美しい彫像のように魅せているのが素晴らしい。
続いて、天使もえの水着ショットが数頁続くが、これまた可愛い。彼女が着ている白い水着は表面がモコモコしているボア生地仕様なのである。おまけにお尻付近には丸い尻尾が付いていて、さながら小動物のような可愛らしさが写真から伝わってくるのである。脱ぎが無いのが残念だが、似合っているので許容範囲である。
彩文館出版の写真集らしいエロい頁を本書で挙げるとするならば、天使もえのフルーツとホイップクリームの女体盛りの写真は、絶対に外せないだろう。屋外のダイニングキッチンの上で仰向けなっている彼女の上に、新鮮な彩りの果物が乗っている光景は、此方の食欲と性欲を掻き立てるのである。
特に、ドラゴンフルーツの実を含んでる天使もえの口元の接写は、彼女の唇の色気を巧妙に写している。彼女の胸からお腹を汚すホイップクリームの絵面もまた、卑猥である。ホイップクリームは、彼女の乳首にも満遍なく塗りたくられており、まさに大人のおしゃぶりを呈している。彼女の身体を彩ったフルーツやクリームを、「この後スタッフが美味しく頂きました」で済ますには勿体無いと思ってしまうのは無理もない事なのだろう。
それから場所は浴室へと移り、天使もえの綺麗な身体を改めて拝む事になる。シャワーで洗い流された一点の曇りの無い彼女の肢体は美しく、それ自体が1つの果実のようである。とりわけ、バスタブの水面から突き上げられた美尻は、何物にも代えがたい鮮度と張りを携えている。サイズが小さいのが難点だが、それぞれお尻と股下からシャワーを当てている写真もエロくて良い。
今度の天使もえは、Mっ気を感じさせる妖絶な出で立ちをしている。赤と黒のボンテージにトゲのついた首輪を身に着けていて、それだけで嗜虐心を煽られるようである。加えて太ももに迄届く黒のスーパーロングブーツは、彼女の脚線美をより際立たせるのに一役買っていると言っても良い。彼女が履いている黒いショーツもエロく、後ろ向きに突き出すお尻を生尻とは一味違う妖しさに仕立て上げている。
勿論、恰好だけがエロい訳ではなく、天使もえの表情作りも非常に上手い。目隠しをされた状態の彼女が魅せる肉感的な舌の出し方や、赤いソファーの上で手を縛られたりしている時の、彼女の構って欲しそうな庇護欲を込み上げさせる情欲に溢れた表情が、しっかりと写真に刻み込まれているのである。そして、見開き4カットに及ぶ写真もとてもエロく、ブーツだけを履いたあられもない彼女の全身を堪能出来るのである。
そして、本書の大きな山場と言っても良い約16頁に渡る、ベット上での天使もえの乱れた姿を存分に味わえる写真が、これでもかと読者を刺激してくれる。片面、見開き、関係なく彼女の肢体に極限迄近づいて撮られた写真は、どれも筆舌に尽くしがたいアブノーマルな彼女を克明に写しているのである。是非自身の目で確認してほしい。
本記事のタイトルにもあるが、本書は天使もえの魅力を存分に詰めた「決定版」の写真集として申し分ない内容だと断言出来る。何が無くても天使もえの写真集を買うならば、絶対に買うべきは先ず本書である。人に勧めるにしても、この写真集だけは忘れてはならない。
此処では触れていないが、良いと思える写真が他にも沢山収録されており、恐らく買って損は無い写真集であると決めるのは、正しいことだと筆者は思っている。訓練された天使もえ信者が持つべきバイブルとして、推薦したい1冊が本書であるのが筆者の最終的な結論なのである。