今この瞬間だけは、彼女達のステージだ!!!「Purple software 4th Live +streaming」参戦してみた!!!

「Purple software 4th Live +streaming」セットリスト

  1. 青春フラジャイル組トーク (せつな&透音&リズ)
  2. MC (荻原秀樹)
  3. 未来ノスタルジア (未来ノスタルジア OP)
  4. 青春フラジャイル (青春フラジャイル OP)
  5. MC (荻原秀樹&橋本みゆき)
  6. 5分前の恋心 (クロノクロック OP)
  7. TIME (明日の君と逢うために OP)
  8. MC (橋本みゆき)
  9. only… (明日の君と逢うために ED)
  10. dazzle pink (春色桜瀬 OP)
  11. ever (明日の七海と逢うために OP)
  12. リアライブ組トーク (歌夜&眠&レヴィ)
  13. 雛鳥の子守歌 (リアライブ 挿入歌)
  14. 虚実の欠片(リアライブ ED)
  15. 繋がるココロ (アマツツミ ED)
  16. 二人だけのカーテンコール (アオイトリ 挿入歌)
  17. 永続的恋愛理論 (ハピメア -Fragmentation Dream- ED)
  18. 青春フラジャイル組トーク (せつな&透音&リズ)
  19. 告白の詠唱 (青春フラジャイル ED)
  20. 愛奴の小径 (ハピメア ED)
  21. 未来図 (未来ノスタルジア ED)
  22. MC (荻原秀樹)
  23. ハピメア組トーク (舞亜&有子&有栖)
  24. 幻想楼閣 (ハピメア -Fragmentation Dream- OP)
    橋本みゆきと浅葉リオによるツインボーカルver.である。更に背景には3Dモデルの舞亜が登場する。
  25. MC (荻原秀樹&浅葉リオ&橋本みゆき)
  26. アオリトリ組トーク (あかり&電話の悪魔)
  27. ハピメア組トーク (有栖)
    あかりと電話の悪魔、そして有栖の呼びかけの後に10分間の休憩時間が挟まる。
  28. アマツツミ組とアオイトリ組合同トーク (あかり&ほたる&OR様&小夜)
  29. こころに響く恋ほたる (アマツツミ OP)
  30. MC (橋本みゆき)
  31. アオイトリ (アオイトリ OP)
  32. メモリア (メモリア ED)
  33. MC (橋本みゆき)
  34. ナツかしき記憶 (夏に奏でる僕らの詩 OP)
  35. 青空の約束 (初恋サクラメント OP)
  36. MC (荻原秀樹&山崎もえ)
  37. コトダマ紬ぐ未来 (アマツツミ 挿入歌)
  38. タビダチノトリ (アオイトリ ED)
  39. リアライブ組トーク (歌夜&眠&レヴィ)
  40. i:\DRIVE (リアライブ OP)
  41. Growth (秋色謳華 OP)
  42. MC (橋本みゆき)
  43. 恋桜 (春色桜瀬 ED)
  44. White Crystal (メモリア OP)
  45. 秋色 (秋色恋華 OP)
  46. 新作「クナド国記」告知
  47. MC (荻原秀樹)
  48. ケンコイイッテキ (クナド国記 挿入歌)
  49. チルゾコイシキ (クナド国記 ED)
  50. 桜花千爛 (クナド国記 OP)
  51. ハピメア組トーク (有栖&舞亜)

EN

  1. 夢の無限回廊 (ハピメア OP)
    此処でも3Dモデルの舞亜が登場している。
  2. LAST MC
    ライブの出演者全員の挨拶に加えて、Purple software代表である石川泰も登壇している。
  3. 青春フラジャイル組トーク (せつな&透音&リズ)
  4. ハピメア組トーク (有子&舞亜)
  5. アマツツミ組トーク (ほたる&こころ)
  6. アオイトリ組トーク (小夜&電話の悪魔&あかり)
  7. リアライブ組トーク (歌夜&眠&レヴィ)

2014年12月28日に初めて開催された「Purple software 1st Live」からおよそ7年、筆者は今回ようやく4度目となるPurple software主催のライブ、「Purple software 4th Live +streaming」に参戦する事が出来た。

今迄の「Purple software Live」と違い、今回は現地とオンラインの両方で楽しむ事が出来るのが大きな特徴である。昨今のコロナウイルスによって人が集まるライブやイベントがしにくい状況の中で、このような方式が取られるのは大いに嬉しいと思う。個人的にはアマツツミ以降の楽曲を扱っている2ndや3rdのライブに現地参戦出来なかった事もあって、今回のストリーミング配信はライブに行く難易度をかなり下げてくれた筈である。ちなみに筆者はライブ音源付きチケットを購入し、配信でライブを堪能した。

そして、今回のライブは2021年9月4日迄アーカイブが期間限定で繰り返し見られるようになっている。本当は後日円盤をリリースして欲しいのが有難い所ではあるが、それらが難しいならストリーミング配信とアーカイブを次回以降のライブでも継続して欲しいと願っている。コロナ禍に関係なく、場所に囚われず何度でもライブを楽しめるのはやはり便利である。

個人的にオンラインライブを楽しむのは二度目だが、前回参戦したUVERworldのライブよりも配信の遅延や途切れを感じる時が、格段に減っていた。一概に比較出来るものではないが、オンラインライブが段々普及し始めてそれに伴う技術やノウハウも進化しているのかもしれない。

筆者は今回のライブでようやくPurple software作品を支える歌の数々を、ライブという形で聴く事が出来たのが良かったと思っている。2004年6月24日に発売された「まじぷり -Wonder Cradle-」以降、多くのPurple作品のOPを担当している橋本みゆきや、2011年9月2日発売の「未来ノスタルジア」から主にEDを中心に参加している浅葉リオの曲を一同に生で聴けるという機会はまず無い。そういう意味では、この「Purple software Live」は本当に貴重なライブイベントなのである。そして、「アマツツミ」をプレイした筆者にとっては、その挿入歌を担当した山崎もえの生歌を聴けたというのも外せないポイントである。

今回の4thライブでは初めて生バンドを導入したという事もあり、ライブパフォーマンスを支える環境作りは確かに質が良いものになっていたと思う。過去にUVERworldやFLOWにRADWIMPSのライブを観た事のある筆者からすると、此方は相対的に簡素なものに見えてしまうのは否めないが、其処はご愛嬌というものである。必ずしも演出を大掛かりにすれば良いという訳ではなく、寧ろシンプルだからこそ其処に立つ歌手の実力が際立つと思っている。

その点では、3人の歌手による生歌は本当に良いものと感じられた。一番曲数をこなしている橋本みゆきは、流石に長くキャリアを積んでいるだけに安定した歌唱が素人目にも伝わった。彼女が歌う曲については「ハピメア」以降のものしか基本的に知らないものの、初めて聞いた過去作の曲に関しても改めて原曲を聴いてみたいと思わせる程の魅力があった。

山崎もえは既存曲では「コトダマ紬ぐ未来」と「タビダチノトリ」の2曲のみだったが、充分な存在感があったと思う。それぞれ対照的な曲調であるが双方共にきちんと歌い分けてあって、これからもPurpleの曲を担当して欲しいくらいに実力のある歌手であると言える。「コトダマ紬ぐ未来」は特に繰り返し聴いていた曲の1つなので、本人歌唱で味わえたのは筆者にとって良かった事である。

浅葉リオに関しては顔出しNGなのが残念ではあったぐらい、素晴らしい歌声を披露していたと思う。彼女の歌もまた、現在のPurple作品にはかかせない大事な要素になっている事を疑う者は居ないだろう。顔出しNGと言えば、リアライブで真深眠を演じている柚原みうが歌っていたのも印象に残っている。 真深眠が4th Liveの看板キャラクターであるのは、今回のライブで歌うからという伏線だったのかもしれない。

「Purple software Live」には歌手だけでなく、過去作から最新作に登場するヒロイン達がライブの合間を繋げる役として出演している。それぞれの作品のキャラクターが4th Liveでしか聞けないトークを繰り広げるのである。彼女達の会話の中ではその場に居ない登場人物達の事も言及してあって、芸の細かいトーク内容になっている。

逆に言うと筆者のようにクリア済みの作品が少ない人からすると、本当の意味で彼女達のトークが頭に入ってこないのだろう。このライブに参戦している人達の殆どは恐らく問題無いだろうが、筆者は「アマツツミ」以外やっていないので、それ以外の作品の登場人物達のトークにあまりついていけなかったのが正直な所である。もっと早く他の作品も遊んでおけば良かったと後悔している。実はライブが始まる前にも「アオイトリ」に出てくる電話の悪魔といった人外寄りの登場人物達が会場アナウンスをしていたのだが、その部分はアーカイブにも入っていないその時だけしか聞けないのものになっている。

ついでに言うならば、今回のライブは約5時間(正確には4時間46分35秒)というかなり長尺なものであり、途中で集中力が切れそうになってしまったというのが正直な気持ちである。内容を出来るだけ濃いものにしたいという気持ちは理解出来るが、長ければ良いのかと言えばそれも違うとは思っている。意見の別れる所ではあるだろうけども、長くてもせめて2時間半~3時間の間で収めて欲しいというきらいがある。

忘れてはならないのが、今回のライブでかなり目立っていた新作「クナド国記」のサプライズ発表である。発売前にも関わらず「クナド国記」で使われる3曲の新曲をフル尺で披露するのは、通常のエロゲ新作発表でもなかなか見られない豪胆な施策ではないだろうか。此処では深く語らないものの、色々な意味で続報の気になる作品になりそうであると、個人的には期待している。

改めて筆者は今回のライブに参戦出来て良かったと思っている。現状エロゲを扱っているPCゲームブランドで、複数回このような音楽ライブを行ってくれている所はそんなに多くない。筆者自身Purple softwareを応援したい気持ちはあるので、今回のような催しにはまた参加したいし、まだやっていない作品もなるべく早く遊び倒したい、そんな気分にさせてくれる良いライブだったと断言しよう。

Purple software 1st Live 概要URL

Purple software 2nd Live 概要URL

Purple software 3rd Live 概要URL

Purple software 4th Live +streaming 概要URL

初稿:2021年8月28日
第2稿:2021年9月4日

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