誠と響子、2人の力が起こすのは奇跡かそれとも・・・。(アマツツミ 響子ルート感想 その1)

本記事では、響子ルートの「1~6」について書いていく。

響子 1
「転入」してから早くもクラスに馴染みつつある愛と対称的に、相変わらず独りで過ごしている響子のことが、誠は気になっていた。

響子 2
誠と響子の前に嘗て湖での事故で死んだ筈の少女、「鈴夏」が姿を現した。

響子 3
暫く「折り紙」に居ることになった響子は、愛と友達になるきっかけづくりの為に手作りドーナツを皆に振舞う。

響子 4
誠は以前から気になっていた、響子と光一の間の事情を遂に知ることになる。

響子 5
誠の計らいにより、仲直りを果たした響子と光一。また、鈴夏はどんどんその自我を成長させていた。

響子 6
光一を自分の弟だと気付くほどに成長していた鈴夏。しかし、その一方で響子は体調がすぐれないようで・・・。

響子にはこころとはまた違った魅力がある。大人しそうな雰囲気でありながら、出るところは出ていて静謐な美しさを持っている。ネガティブで捻くれた言動も一周回って可愛らしいが、それでいてその人の本質を見抜く不思議な聡明さも兼ね備えている。こんなにも人を惹きつける魅力を持つ響子ではあるが、今迄彼女はそれらを覆い隠してしまうように生きていた。

響子ルートでは、彼女とその親友である鈴夏との、湖での事故の話が明らかになる。そして、その事故は響子と鈴夏の弟である光一との間にも、深い蟠りを残していた。しかし、死んだ筈の鈴夏が再び姿を現したことにより、響子は少しずつ生来の魅力を取り戻し、光一や周りのクラスメイトとも再び馴染んでいくようになる。まあ、響子ほどの美人がそれまで人気が無いということの方がおかしいのだが。

とは言え、鈴夏が再び姿を現したこと、それは良いことばかりではないようである。鈴夏の姿や知性が成長するにつれて、誠や響子の体調が悪くなっていくのには、偶然ではないのだろう。そもそも愛が指摘した通り、死んだ人間が蘇ることはない。つまり、鈴夏が居るこの状況は「異常」である。そして、響子は再び鈴夏とお別れをしなければいけないのである。その時に響子はきちんと向き合うことが出来るのだろうか。

響子ルート「1~6」の間に、誠は愛、こころ、響子とそれぞれ1回ずつ行為に及ぶ。但し、愛とこころは挿入迄には至っていない。恐らくメインである響子に配慮されたカタチなのだろう。

愛は、誠の「響子と友達なってほしい」という願いを聞く代わりに、授業を抜けて彼と「遊ぶ」魂胆だったようである。しかし、誠に挿れることを許さなかったのは、愛なりのプライドがあったようである。愛は誠を基本的に愛しているとはいえ盲従はぜず、時に自分の考えをしっかり示す。そこは彼女のいい所の1つなのだろう。

一方でこころは、響子が作ったドーナツが自身の体重を脅かすのではないかと、体重計に恐る恐る乗っていたシーンが面白かった。そこで流れるインストが「現時と幽界の中で」なのだから尚更である。しかし、体重計に表示された数値はどう見ても普通だと思ったが、男女の体重に対する価値観の違いはそう簡単に重なるものではないのだろう。そして誠の上に跨っているこころの小柄でむちっとした身体がとてもエロかった。一応、誠の言霊で声は抑えられていたものの、他の誰かが来てもおかしくはなかった筈である。

そして、響子は誠と身体を重ねたものの、彼に対する気持ちは恋人へのそれとは違うものであるようである。あくまで自分は誠に不釣り合いである、という姿勢は変わらないらしい。しかし、響子自身は鈴夏のこともあるのか、誠とのSEXには乗り気であり、響子の恋愛観もやはり相当屈折していると見える。

成長を続ける鈴夏は果たしてどのようになっていくのか。響子は鈴夏と再びの別れを迎えることが出来るのか。そして、誠と響子の関係はどうなるのか、眼が離せない。

初稿:2018年5月29日
第2稿:2019年6月25日

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