2010年6月25日に発売された並木優のファースト写真集、「らぶぱら」について感想を書いていく。「らぶぱら」はこの写真集のタイトルというよりは、マキハラススムが竹書房で刊行している写真集のシリーズの事を指していて、数多くのAV女優が参加しているのである。その為に現在は高値で取引されているものが多く、今回取り上げるこの写真集を定価で購入する事が出来たのは、筆者としても僥倖である。
並木優は既にセクシー女優を引退していて、もうその方面での活躍を聞くことはないだろうが、このような写真集を出してくれた事に我々は感謝しなければならない。筆者には彼女に対して他のセクシー女優より、小悪魔でギャルのようなキュートな可愛らしさを感じている。この写真集でもそんな彼女の魅力が詰まっている。
最初に目に飛び込んでくるのは、淡いピンク色のTシャツに白いホットパンツ姿の並木優である。無駄に飾らない感じで可愛く、砂浜で上から彼女の顔を覗き込んでいるような写真は悪くなかった。彼女のつぶらな瞳に見つめられているような、そんなワクワク感を楽しめる。また、全裸になっている彼女もセクシーでいいのだが、もう少し写真の分量があっても良かったと思っている。
見開きで並木優が、服を半脱ぎで胸やヘアを晒している所を接写している写真は良かった。さらに全裸の状態で彼女が写っている写真が2枚、それぞれ暗い部屋の中にいる並木優の身体を光が差し込み照らしている様子が魅惑的だった。また、彼女が生地の薄そうな白の水着を着ている写真もセクシーだった。水をかけられて水着が透けてしまい、はっきりと浮いてしまっている乳首や、白い水着が喰い込んでしまっているお尻はなかなか淫靡である。
明るい真昼の砂浜で、薄いエメラルドグリーンの水着を着ている並木優の愛くるしさが際立っていた。水着の紐がほどけてしまい、その可愛らしいお尻やヘアが見えてしまっているのがたまらない。まさに彼女自身が1つの太陽のような、そんな心地よいキュートさを堪能出来る。それとは打って変わって日の沈みかけた海で、赤いドレスを着た並木優は別の顔を見せるのである。暗い夜の海で、その裸身を晒す彼女はとても美しい。僅かな光が照らす彼女の肢体はまるで宝石のようである。周りの暗闇とは対照的に、彼女の綺麗な素肌が、乳房と乳首が、黒く生い茂るヘアが、肉感的な太ももが1つ1つ魅惑的にその存在を示している。彼女の表情もまた昼のそれとは違い、男心をくすぐる妖しさで溢れているのである。白いネグリジェを着たままシャワーを浴びている彼女もまたエロティックで目を奪われっぱなしにされてしまっていた。
ホテルの一室や海に古い家屋での、さまざまな並木優を見る事が出来る。例えば、ホテルの部屋の床や草叢の上で、大胆に大股開きでヘアを見せている彼女の写真はエロく、はたまた海で舌を出しながらこちらに笑いかける彼女はとても可愛い。シュノーケリングをして海を楽しむ彼女や、畳の上で寝転がり胸を露出させあられもない格好をしている彼女も見ていて飽きないのである。
・・・・改めて読んでみると、確かに魅力的な写真も多いのだが約90頁では物足りなさがあるのは、正直否定できないのが残念ではある。しかし並木優の写真集が今後出る可能性がほぼ無い以上、この写真集だけが唯一の彼女の魅力を堪能出来る貴重な資料なのである。筆者は出来る限り、この写真集を大事に取っておきたいと思っている。