時代を駆け抜けたAV女優達の煌めきが此処に。竹書房文庫の「ぽらぱら」を読んでみた!!!

2002年12月25日に竹書房文庫から発売された文庫サイズの写真集 「ぽらぱら」 を今回は取り上げたいと思う。本書には、今迄取り上げきた写真集と比べてささやけではあるが、思い入れがある。

それは筆者がかつて、本書の一部を自らの記憶に刻み込むほどに目に焼き付けたからである。本書の先行カットが掲載された2002年のいつかの日に刊行された週刊アサヒ芸能を、物心つかぬ頃の筆者は将に食い入るように読んでいた。後に、それらをもう一度、改めて読みたいと長年願っていた。

本書には、ポラロイドカメラで撮影された11人のAV女優の、ポップでHな写真が収録されている。まず先に11人の彼女達の名前を此処に紹介しておきたいと思う。(以下のリストは本書からの引用とする)

  • 葵みのり
  • 小沢まどか
  • 風野舞子
  • 神谷沙織
  • 三竹涼子
  • 常盤桜子
  • 新山愛理
  • 西田美沙
  • 早坂ひとみ
  • 深芳野
  • 森下くるみ

聡明な読者諸君ならお気づきだろうが、彼女達は既にAV女優としての第一線をほぼ退いており、謂わばレジェンドのような存在である。現在でこそ、橋本ありなだの由愛可奈だの葵つかさだのが活躍しているが、此処までの道程には、やはり彼女達のような先人の活躍があってこそではないだろうか。だから筆者は出来るだけ忘れないように、此処に書いておくのである。

本書は文庫サイズながら約120頁なので、分量的には割と満足出来るだろう。ただポラロイドカメラで撮られている以上、全ての写真が美麗とはいかないものの、何処かより彼女達との距離が近いような、それはそれでよいものがある。

本書の中でオススメの女優を選ぶとするならば、表紙を飾っている早坂ひとみを外す訳にはいかない。どの写真も笑顔がとてもキュートであり、つぶらな瞳が更にそれを引立たせるのである。白いソファに座っている彼女の肢体もなかなか魅力的である。別の写真では、薄布で淡いピンクの下着を履いていて、薄っすらと浮かんでいるヘアとそれに重なる赤のハートマークが、エロさを醸し出している。

そして早坂ひとみと比肩する程に忘れてはならないのは、常盤桜子である。色白で幼さとあどけなさを内包するロリフェイスが、非常に可愛らしい。それでいて、別の写真では此方を誘うように舌を出している表情が艶めかしく素晴らしいのである。また、バスルームの一角でうっすらとボディソープを全身に纏いながら笑いかけている写真があるのが嬉しい。この写真は雑誌にも収録されていたので、是非とも見たかった内の1枚である。

風野舞子が下半身を覆ったバスタオルを開けてヘアを見せている写真や、下アングルから撮られた小沢まどかのスカート下からちらりとヘアが見える写真も小粋である。そして、バスルームで口から下腹部にかけて液状化した歯磨き粉を垂れ流しながら、にっこり笑っている小沢まどかの写真がなんとも印象的である。更に、小沢まどかがワンピースを開けて全身を露わにしている写真が、雑誌掲載時よりも小さいサイズではあるが、再収録されているのが良かった。

他にも、西田美沙と神谷沙織の笑顔が可愛く撮れているのが良かった。西田美沙が自らの胸を寄せて上げている写真がエロくて素晴らしかったし、神谷沙織はショートカットがとても似合っていて、小悪魔めいたギャルのような雰囲気があるのが魅力的であった。

複数人の女優の写真が収録されているので個々の好みもあるだろうが、全体的には概ね満足出来る仕上がりであり、中古でも手に入れる価値があったと思っている。唯一の不満点は、雑誌には収録されていた下半身にストッキングだけを身に着けたバニーガール姿の三竹涼子の写真が、本書には無かったことだけである。

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