SAGA PLANETS公式Twitterによると、フローラブ・フローラブの移植版が2018年の8月23日に発売されるようである。
『フローラル・フローラブ』コンシューマー化決定!
PS4とPS Vitaにて、8月23日に発売です!
HPにて特典情報をどどーんと公開しています!
描き下ろしイラストもりだくさんですよ!ぜひチェックして下さいね!#フロフロhttps://t.co/6FpoxSoQG7 pic.twitter.com/v4yo1dIMvE— サガプラネッツ公式 (@SAGAPLANETS) April 27, 2018
筆者としては、この発表がいつか来ると予想はしていた。はつゆきさくらからカルマルカ*サークル、そして花咲ワークスプリング!が移植版として出された以上、その次に今作が出るのは順当の流れと言えるだろう。しかし、筆者はこのニュースに素直に喜ぶことは出来ないのである。
筆者は移植版商法には否定的である。何故ならPCゲームブランドの小遣い稼ぎにしか見えないからである。まず、SAGA PLANETSの移植版には特別な追加要素がない。おそらく、PCゲーム版をプレイしたユーザーにとって目新しさは殆ど無いだろう。じゃあユーザーの新規開拓を目指しているのか、というとそういう風にもあまり見えない。全く意味が無いとは断定する事は出来ないが、18歳以上のユーザーを狙うのならばそもそもPCゲーム版を売ればいいのである。今はダウンロード版も出ているし、スマートフォンなど色々なデバイスでプレイすることも可能だ。エロシーンを排した移植版を態々買わずとも、PCゲーム版を楽しめる環境が大いに整っているのである。
いずれ成人となる10代へ向けているのかと言えば、それも微妙に見える。あまりいい事ではないのかもしれないが、ネット通販の発達により未成年だってこっそり買って遊ぼうと思えば、不可能ではないのが今の世の中である。つまり、新規開拓を目的とした移植版を出すメリットは弱いのである。では何故PCゲームブランドは移植版を出すのか、それは既存のユーザー(SAGA PLANETSの固定客)に買ってもらうためである。
既存のユーザーに買ってもらうために、移植版と抱き合わせでタペストリーなどの特典をつけて売るのである。実際問題、Twitter上で購入報告のツイートをあげているアカウントは既にPCゲーム版を持っているような人間が多く、店舗特典も制覇するために複数買いしてソフトだけ売るような発言をも少なからず筆者は見ている。だから筆者のような穿った見方をしてしまうと、「SAGA PLANETSの小遣い稼ぎ」にしか見えないのである。
しかし、筆者は別にSAGA PLANETSのアンチではない。最新作の金色ラブリッチェを購入済みだし、過去作品もプレイする予定である。寧ろこんな商法をしないとやっていけないエロゲ業界の衰退加減が悔しいのである。SAGA PLANETSもプロである以上、商売しての可能性を模索しているのも筆者は理解している。しかし、このやり方が何時までも続くとは思えないし、いずれ限界が来ると筆者は予想している。読者は移植版商法についてどんな意見を持っているだろうか?