筆者は「リアライブ」を予約していいと思っている。寧ろ予約するべきであると言いたい。今作には、ここ数年のPurple software作品とは一線を画す挑戦が込められている。
最新作のリアライブには、これまでのハピメアやアオイトリのような何処かダークでシリアスな雰囲気よりも、クロノクロックに比肩する明るめな雰囲気が前面に押し出されている。更に、今作の舞台設定にはソーシャルゲームが利用されており、ゲーム「アライブ」におけるヒロイン達のクラス衣装を堪能する事が出来る。このように「ゲーム」とそれに準した「アバター」を利用したエロゲは他にも存在していて、クロシェットのサキガケ⇒ジェネレーション!や、Heartsのナツイロコココログがそれにあたる。
今作の原画は克とむちゃが担当している。筆者としては、今作に月守尋に参加してもらいたいと思っていたが、それが叶う事はなかった。しかし、概ねむちゃ氏の参加には好意的である。一方、克氏は敏腕絵師として今作でも存分に腕を奮っている。それは特典の描き下ろしにも反映されており、充分な期待が出来ると予測している。
リアライブの体験版は、「プロローグ 1、2」と「共通 1」迄遊べるようになっている。総合的には5時間程度で、終わらせる事も可能な分量となっている。冒頭に出てくる男女や、主人公である千隼の妹が何故レヴィと瓜二つなのか等、気になる点が作中に散りばめられている。ちなみに今作のメインヒロイン5人のうち、3人に妹が居るようで珍しいと筆者は感じた。
最後に現時点でのメインヒロイン5人に対する筆者の見解を述べようと思う。
美大和咲月
体験版の中で、1番出番の多いヒロイン。胸がかなり大きく、クラス衣装の露出度が高すぎて着ているというより、 嵌めている。声に関して言うならば、若干キャラと剥離しているような感覚を覚えた。真正面を向いた時の立ち絵の眼にもしっくりこなかった。変態的な言動に怒るシーンで、急に声のトーンがでかくなって思わず笑ってしまった。
皇歌矢
此方もむちゃ氏の担当するキャラが、咲月よりすんなりと受け入れる事が出来た。アマツツミの水無月ほたると良い勝負が出来そうだなと感じる。
真深眠
停電に驚いた際に千隼にいきなり抱き着く様を見て、将来意外と男にモテて手玉に取る隠れbitchの素養がありそう。また、驚くとおっぱいが上下に揺れるエフェクトが付けられていて、スタッフの本気を感じた。スク水を着ているシーンがあるが、彼女のはち切れんばかりの胸を隠すには些か、丈夫さ足りなそうだなと心配になった。
祭矢みなと
演じるのが、あの蒼乃むすびなので期待している。彼女は2019年、ブレイクするエロゲ声優だと勝手に思っている。また、みなとかよw。体験版では一番出番の少ないヒロインだったので、製品版に期待である。
レヴィ
機動戦士ガンダムSEEDのラクス・クラインかと思ったけど、こっちの方がいい。「共通 1」から本格的に登場したが、センターな立ち位置だけにしっかり爪痕を残す程の可愛さとエロさがあり、まさしく「グッジョブ!!!」である。
初稿:2019年1月13日
第2稿:2019年3月14日