最近少し古めの写真集を取り上げてばかりいるが、これもその類のものであり貴重なものなので、此処に感想を残しておきたい。
「SCANDALE*3D」と題されたこの写真集は、2003年12月19日に発売されたものでMCプレスから出版された。モデルは夏樹レイナという女性なのだが、彼女が世に出たきっかけが極楽とんぼの山本との熱愛？や妊娠中絶騒ぎであり、破廉恥極まりない話である。筆者からすると、もう随分前のどうでもいい話題なので、ここでは割愛する。気になった読者は個別に調べてもらいたい(もっとも検索しても碌に情報が出てこないだろうが)。
筆者が夏樹レイナを知ったのは、2003年10月30日発売の週刊アサヒ芸能に載っていた彼女のグラビアを見つけたからである。僅か3頁分しかなかったが、この写真集の先行カットも兼ねていたので、なんとか本書を手に入れようと苦心した結果、今に至るという訳である。
本書の売りとしては他にもあり、本書収録中の8頁分が飛び出る3D写真として楽しめるようになっている。勿論VR技術などは使っておらず、付録の赤と青のセロファンをレンズとした専用メガネを使うという古典的な手法を用いている。恐らくあまり売れないと思ったから、「3D写真集！！！」のような突拍子もないセールスポイントで箔をつけたかったのだろう。
序盤の約十数頁に写っている夏樹レイナは、髪型のせいかあまり顔に色気がない。もともと半分イロモノ扱いで出されたような写真集なので、彼女自身も今迄の写真集の女性と比べると、どうしても相対的にレベルは高めとは言えない。しかし、身体の方は肉付きがよく程よい感じに太っていて、逆に健康的で丸みを帯びた柔らかさを感じさせる。胸も特に大きい訳ではないが、垂れていることはなくシルエットが整っているので、目の保養には充分のエロさである。ヘアも整っていて申し分ない。
温泉に入っている写真では、夏樹レイナのエロさが突如際立ってくる。大きいガラス窓を背に、全身ずぶ濡れで胸の前で手を組みながらこちらを見ている写真や、近くの岩に身を預けながら斜め横になっている彼女の裸身がアップで写っているのも素晴らしい。
今度は暗い酒場を舞台にした写真が中心となってくる。此処での夏樹レイナは全身にローションを塗っていることが多く、より豊満なbodyのエロさが強調されている。身に着けているビキニは鈍いgoldで、お尻の部分が丸でくりぬかれている仕様となっており尻の割れ目が露わになっているのもエロい。階段や壁の前で大股開きになっている写真もエロく、テカっている全身がよく映えており、乳首が暗がりとローションで余計に突起しているように見えるのも良い。
最後は再び和式の家屋での写真が中心となってくる。生地が薄そうな赤い下着で半脱ぎなっている写真や、黒の下着だけだったり、赤い着物1枚だけの恰好をしていたりと露出の多いものとなっている。また、大股開きをしている夏樹レイナが多く見られるので、触り心地の良さそうな太ももや黒い立派なヘアを存分に拝むことが出来る。ここでのお気に入りの写真は、なんといっても畳の上で全裸で仰向けになりながら足を開いているものである。これは雑誌の方にも収録されていたので、再び見れたのが嬉しかった。
全体的な振り返りとしては買って満足出来るないようだったし、夏樹レイナという女性の魅力を充分表現出来ていたように思われる。瑞々しい若い女性も良いが、夏樹レイナのような大人の色気を持つ女性もまた素晴らしいものがあると改めて感じさせてくれた。極楽とんぼの山本が手を出したくなるのも頷ける訳である。入手困難なので、欲しくなった読者は早く買うことをオススメする。
