仁太郎の秘密が明らかに!?昭和オトメ御伽話の感想を書いてみた!!!

第八話「珠子ノ矜持」
常世が登場しない初めての回だが、その代わりに仁太郎と珠子に焦点が当てられている。

番外編「雨音ニ消ユル真実」
敢えて述べません。

第九話「常世 不良ニナル?」
例の如く常世に暴力を奮う雄一から彼女を助けた仁太郎。しかし、それが雄一の母親にばれて常世は勘当される。

第十話「苟モ仁ニ志セバ悪シキコト無シ」
暫く志摩キネマに居ることになった常世は、仁太郎の身の回りの世話するが中々上手くいかない。だが、彼女の不器用ながら一生懸命な行動が、仁太郎の心を動かす。

第十一話「知ラナイ仁太」
志摩キネマに押し掛けてきたリゼから東京に居た頃の仁太郎の様子を知った常世は、彼に東京で何があったのか知ろうとする。

第十二話「仁太郎語リ①」
第十三話「仁太郎語リ②」
仁太郎を引き取ったのは、なんと志摩珠代だった。少しずつ本性を露わにしていく珠世の目的は、仁太郎を自らと同じ羅刹にする事だった。

第十四話「鬼サンコチラ」
自らを鬼と形容しわざと常世を突き放そうとする仁太郎。しかし、彼女はそれ以上の暖かい想いで彼を包み込む。

第十五話「常世 女ヲ磨ク」
仁太郎の為に家事が上手くなりたいと考えた常世は、珠子に連れられある場所に向かう。其処に居たのは・・・。

特別編「幼キ道行」(初出:ジャンプSQ. 2019年2月号)
仁太郎(13歳)と常世(11歳)による心中の顛末が描かれている。

第2巻では、仁太郎が東京に居た頃の3年間に起きた出来事が語られる。彼を引き取ったのは知る人ぞ知る志摩珠代であり、彼女の猟奇性は本作でも発揮されている。しかも今作では12歳の子供の命を奪ったり、はたまたわざと刃物で刺されたりと、より常軌を逸しているとしか言いようがない。

そんな彼女に引き取られてしまった仁太郎は、まさに不幸としか言いようがない。仁太郎に羅刹になる可能性を見出した珠代の、精神的虐待は彼を追い詰めるのに充分すぎる程であった。前作でもそうだったが、珠代による人を精神的にじわじわと追い込む手碗は悪い意味で見事である。

仁太郎の常世に対する想いはずっと変わっていなかった。時々、仁太郎は常世をかばうような言葉や行動を見せていたことからも明らかである。しかし、自分が羅刹としていつか彼女を傷つけるかもしれないという恐れが、仁太郎が常世を遠ざけようとする言動につながっていったのだろう。

しかし、常世は自らを敢えて突き放そうとする仁太郎を、より大きく包み込もうとする優しさで彼を受け入れようとした。彼の羅刹としての性質を、悪なるものではなく善なるものとしてである。子供の頃から仁太郎を見てきた彼女だからこそ、仁太郎の凍てついた心に沁みたのである。

次巻では愈々あの人が登場するしたり、珠代が次にどのようなちょっかいを常世と仁太郎に仕掛けてくるのか、まだまだ目が離せない。

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